治療法
treatment

骨造成手術

骨造成手術
骨が痩せてしまった方でもインプラントが可能です
インプラントをしたいと思っていても、その部分に骨が十分にない、ということはよくあることです。実際に、骨が少ないという理由でインプラント治療を断られてしまう場合というのは少なくありません。
ですが、そのような場合でも、骨造成手術を行えば、骨を増やしてインプラント治療が可能になります。
当院では、骨のなくなり方に応じて各種骨造成手術を行い、これまでインプラントができないと言われた多くの患者様にも、インプラント治療を無事に行なっています。

骨造成手術とは

骨造成手術とは
骨造成手術とは、骨移植や人工骨材料を使って骨を人工的に作り出す方法です。
骨が少なくなってしまう原因としては、歯周病などの骨が失われる病気、または歯を失った後に徐々に骨が衰えて痩せてしまう、といったことが挙げられます。
ですが、このような場合でも、骨造成手術を行えば、部分的に、もしくは広い範囲で骨の量や高さを回復することができ、インプラント治療を可能にすることができます。

こんなお悩みはありませんか?
  1. 骨が不足していることでインプラントを断られた方
  2. インプラントをしたい場所の骨が十分にない方
  3. 歯周病で歯を失った方
  4. 骨をしっかり作って、インプラントの成功率を高めたい方

骨造成手術で実現できること

インプラント治療を可能にできる

骨が少ないと断られた方も!
そのままではインプラント治療が不可能なほど骨が少なくても、骨造成手術をすることでインプラント治療が可能になります。

インプラント手術のリスクを下げられる

リスク減!
骨造成手術により十分な量の骨を作っておくことにより、インプラント埋め込みの際に骨からの突き抜け、歯茎からの露出といったトラブルを防げる可能性が高くなります。

長期的にインプラントが安定しやすくなる

安定しやすい!
骨造成をしておくことで骨がしっかりしますので、インプラントを埋め込んだ後にもインプラントが抜け落ちるリスクを減らすことができ、より長持ちしやすくなります。

見た目を美しく治療できる

審美性も!
骨が痩せてしまっている場所というのは、同時に歯茎も下がってしまっています。周りの歯茎の高さと差ができてしまっている場合、そのままインプラントをしても、バランスが悪くなってしまうため、骨造成をして骨や歯茎の高さが回復できると、周囲と調和の取れた見た目にすることができます。

骨造成手術について知っておいてほしいこと

治療期間が長くなることがある

治療が長引く
骨造成手術の種類によっては、インプラント手術と同時に行える場合もありますが、インプラント手術に先立って骨を作っておかなければならない場合、骨が再生されるまでに数ヶ月の期間を必要とします。

適用できない場合がある

手術できない方も…
手術が必要となるため、全身疾患をお持ちの方の状態によっては手術が行えない場合もあります。また、タバコを吸われる方の場合、治癒がうまく行われず、骨がしっかりとできないリスクが高いため、お断りさせていただくこともあります。

骨造成手術の例

GBR法(骨誘導再生法)

骨幅が足りない場合に行われる方法
骨が足りない部分に骨を作る材料を入れ、その周囲を特殊な膜で囲うことにより、骨がその部分に作られていく、という方法です。
この方法は、骨幅が薄く、インプラントの一部が骨や歯茎から露出してしまうリスクが高い場合に行われます。

ソケットリフト

上奥の骨に、インプラントと同時に行う方法
上あごの奥歯部分の骨が足りない場合に行われる方法です。上の奥歯の骨には上顎洞と呼ばれる空洞が空いているため、骨が少ないケースというのが多くあります。
この方法では、上の奥歯部分にインプラントを埋める際に、直前に上顎洞の底の部分を人工的に押し上げ、それによってできたスペースに骨を作る材料を入れ、インプラントを埋め込みます。

サイナスリフト

上奥にたくさんの骨を作ることができる方法
ソケットリフトと同様、上奥に骨を作り出す方法です。ソケットリフトは1本単位で骨を狭い範囲で作り出すのに対し、サイナスリフトは一度にたくさんの骨を作ることができるので、複数のインプラントを埋めたい場合にも適しています。
この方法では、多くの骨を作るために、上あごの歯茎を横から切開して骨を露出させ、上顎洞にアクセスして上顎洞の粘膜を持ち上げ、できたスペースに骨を作る材料を入れます。

ソケットプリザベーション

抜歯後の穴に骨を作る材料を入れる方法
通常、抜歯をすると、その部分の骨は減っていきます。ソケットプリザベーションでは、歯を抜いてできた穴に骨を作る材料を入れておき、骨が減るのを食い止め、インプラントが良い状態で埋められるようにします。