よくあるご質問
- インプラント治療は誰でも受けられますか?
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多くの方に受けていただくことができますが、難しい場合もありますインプラント治療は、多くの方にとって治療が可能ですが、外科手術を伴う治療であるため、治療が受けられない場合や、注意を必要とする場合があります。<治療が受けられないケース>
- あごの骨が成長過程にあるお子さん
- 妊婦さん
- 意思の疎通が困難で、治療の同意が得られない方
<治療に注意を必要とするケース>- 高血圧の方
- 心臓病などの循環器疾患をお持ちの方
- 糖尿病の方
- 骨粗鬆症の方
- 腎臓・肝臓の機能に問題のある方
- 喘息などの呼吸器疾患のある方
- 血液疾患をお持ちの方
- ヘビースモーカーの方
- 重度の歯周病がある方
また、服用されている薬によっては、手術が行えない場合もありますので、体の状態、現病歴、既往歴、服用中の薬などについて問診を受けた際には、正確にお答えいただくようお願いいたします。
- 骨がかなり痩せてしまっているのですが、インプラントは可能ですか?
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可能となるケースは多くありますインプラントを必要とされる方の多くは骨が痩せてしまっていて、そのままではインプラント治療が不可能なケースというのは珍しくありません。ですが、骨を造る手術を行うことで、インプラント治療が可能になるケースは多くあります。もしくは、骨が少なくてもインプラントが可能な治療法もあります。
- インプラントは一生持ちますか?
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お手入れ次第では半永久的に持たせることも可能ですインプラントは人工物なので虫歯にもならないし、一生持つと思われていることがありますが、お手入れを怠るとインプラントの周囲の歯茎に炎症を起こし、歯周病のような状態となって、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
ですが、毎日のお手入れ、歯科医院での定期メンテナンスをしっかりと行っていただければ、10年、20年という長期間でも良い状態で使い続けていただくことは十分に可能です。
- インプラント治療は痛くないのでしょうか?
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麻酔や痛み止めで抑えることが可能ですインプラント手術の際には、通常の歯科の麻酔を施すことにより、痛みを感じずに治療が受けられます。不安や恐怖による精神的なものから痛みを感じやすい方でも、静脈内鎮静法という鎮静薬の点滴を行うことで痛みを抑えることができます。
麻酔が切れた後には痛みが出てきますが、通常は、痛み止めを服用していただければ抑えられる程度の痛みです。
- インプラントって差し歯のことですよね?
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インプラントと差し歯は別物ですインプラントも差し歯も、歯茎に差しているイメージがあることから、両者は混同されがちですが、全く違うものです。
インプラントは歯を丸ごと失った場合に、歯があった骨にインプラントを埋め込みますが、差し歯は歯冠(歯の頭の部分)を失った場合に、残っている歯根に芯棒を立てて、歯を被せる治療法です。
- なぜCTを撮る必要があるのですか?
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手術の安全性、正確さが向上するからですかつては、歯科のレントゲン写真だけでインプラント治療が行われることが多かったのですが、通常のレントゲン写真の場合、平面的なイメージしか得られないため、骨の厚みや奥行き、骨の中にある血管や神経の走行を正確に把握することができず、その状態で手術を行うリスクが懸念されていました。
CT撮影をすることにより、骨や歯の立体的な状態や位置関係、内部にある神経や血管なども正確に把握することができるので、より安全で正確な位置にインプラントを埋めることができるようになります。
- インプラントは、MRIの画像診断に影響はありますか?
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インプラントに磁石が組み込まれている場合には、画像が乱れることがありますインプラントがMRIによる画像診断に影響を及ぼすことは、通常はありません。ただし、インプラントを使用した義歯の場合、インプラントの上部に磁石が組み込まれている場合には、MRIの画像が乱れることがあるため、注意が必要となります。
- インプラント治療中、仮歯は入れてもらえますか?
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必要に応じて可能ですインプラントを埋めてから、骨と結合するまでの期間は、前歯など目立つ部分には仮歯を入れることが可能ですので、見た目が悪くなる心配はありません。ですが、あくまでも見た目を回復するためのものであり、インプラントをした部分は安静な状態にする必要があるため、仮歯の部分で噛むということは避けていただきます。
- インプラントは金属アレルギーを起こしませんか?
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ほとんどありませんが、心配な方は事前に検査することをお勧めしますインプラントの素材として使用されているのは、チタンという金属です。チタンは生体適合性に優れているため、他の金属とは違って、金属アレルギーをお持ちの方でも、アレルギーを起こすことはほとんどありません。
ですが、ごく稀にチタンにアレルギーを起こすケースも報告されていますので、心配な方は、事前に皮膚科でパッチテストを受けていただくことをお勧めします。